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前澤友作氏の宇宙旅行まとめ

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日本時間の2021年12月8日(水)16時38分(予定)、前澤勇作氏がロシアのソユーズで国際宇宙ステーション(ISS)に向けて旅立ちます。前澤氏はISSに滞在する民間初の日本人、世界全体でもISSに滞在する民間人としては11人目になります。前澤氏にはカメラマンとしてマネージャーの平野陽三氏も同行しますが、平野氏は「世界で初めて自分から望んでないのに国際宇宙ステーションに行くことになった人」ともいわれています。

ちなみに「世界で初めて自分から望んでないので『宇宙』に行くことになった人」は2021年9月にスペースXのドラゴン宇宙船で3日間の地球周回を行った「インスピレーション4」ミッションに搭乗したヘイリー・アルセノー氏なんじゃないかと思っています。

がんサバイバーの29歳の女性、スペースXのロケットで宇宙へ行くメンバーに選ばれる
乗組員全員が民間人という初めての宇宙飛行に参加することが決まったヘイリー・アルセノーさん(29)に話を聞いた。

宇宙飛行の費用は明らかにされていませんが、1名50億円ほどといわれています。2001年4月に国際宇宙ステーションに世界初の宇宙旅行者デニス・チトー氏が訪れた際の宇宙飛行費用は約22億円とされていたので倍以上ではありますが、2011年にスペース・シャトルが退役し、ISSへの往復手段が一時期ロシアのソユーズしかなかった時代は1名あたり8600万ドル(約93億円)まで上がっていたことを考えると落ち着いてきたといえるのかもしれません。(それでも払えませんが)

ソユーズによる宇宙旅行者の受け入れはしばらく停止していましたが、ソユーズ以外の輸送手段が出てきたことで今後は宇宙旅行向けにもまた徐々に使われていきそうです。

ところで従来の宇宙旅行者と異なる点といえば、(インスピレーション4もそうでしたが)宇宙に行くまでの期間もオンラインを中心に様々な企画が進行しているところ。宇宙が以前よりも一般的な話題になった証拠かもしれません。

そういえば、ソユーズロケットに自身のロゴを付けた宇宙旅行者っていましたっけ?オプションなのかな・・・?

打ち上げも当然ライブ中継されます。この12日間も様々な企画が予定されています。ラジオやテレビでも度々中継が予定されているようなので、久々の宇宙旅行がどんなものになるのか、楽しみにしたいと思います。

ところで、前述の「一緒に行くことになってしまった」平野陽三氏の日記が先日新たに始まった宇宙系メディア「宇宙編集部」で読むことができます。突然宇宙に行くことになってしまうと何が起きるのか、もしかしたら一番参考になる記事かもしれません。

平野陽三、宇宙へ行く。 vol.0 プロローグ。平野さんの日記が始まります。 | 宇宙編集部
「宇宙編集部」は考察・探究・想像・創造しながら「宇宙を編集する」活動体。地球上どこでも浮遊しながら、好奇心・探究心の赴くまま、映画やアートなどのカルチャー、食、筋トレ、宇宙語、電波……宇宙にまつわる多様なカルチャーを横断し、新たな化学反応をお届けします。

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